秋ＧⅠ始まる －スプリンターズステークス―

スプリンターズＳ。アタシが競馬始めたころは有馬記念の一週前に行われていました。

今や名種牡馬となったサクラバクシンオー。６ハロン戦で負けたのは４歳（現行では３歳と表示されます）の暮れのスプリンターズステークスの１回のみ。翌年と翌々年は見事に連覇したのですからね。とにかく早かった。

このお馬さんの主戦騎手は、今でこそ大先生ですが、「猫と太は呼んでも来ない」と言われるほどの個性派でした。新馬戦では一番人気に推されたサクラエイコウオー（後の弥生賞・七夕賞勝ち馬）に騎乗して３コーナーを回ったところで消えちゃうし、有馬記念ではサクラホクトオーに騎乗してこれも消えたと思ったら外ラチ一杯を駆け抜けて３着するし・・。彼がサクラコマースの主戦で逃したＧⅠはおそらく二けたは堅いと思われるほどヘタッピィで、それでも恰好良くて、好きか嫌いかはっきり分かれる個性派騎手でした。あ、小島太の話ではなく、スプリンターズステークスの話ね。

 

次いで記憶に残っているのはタイキシャトル（笑）

連覇がかかったスプリンターズステークスはシャトルの引退の日でもありました。（今じゃ割と多くなったけど、レースを使った日に引退式をするのはこの馬が最初のはずですぜ）

デビュー以来１２戦して１１勝２着１回と連対率はパーフェクト。その中には海外ＧⅠありぃの安田・ＭＣＳ・ＳＳと短距離ＧⅠを総なめにしていました。種牡馬になるために惜しまれつつも引退ということでしたが、なんとその最終戦でまさかの３着。まぁ勝った馬はマイネルラブだし２着もシーキングザパールだから決して恥ずかしくはないのだけれど、何が（笑）かってその日の引退式にターフビジョンに流れた文字が「スプリンターズステークス１着」の文字。その頃はまだ技術が進んでいなかったから前もってロールを用意していたみたい。で、勝ってくれたらよかったのにね。３着なのに１着で用意されていたから場内はどよめきましたよ（爆）

ヒシアケボノの巨体とかフラワーパークの超ハナ差とか何かと話題があったものです。来週が有馬でもう競馬も終いっていう押し詰まった鉄火場の雰囲気に短距離レースはぴったりだったんですけどね。秋になってなんかなぁって感じです。

最近で記憶に残るのはデュランダルの鬼脚位・・・かなぁ

今年のスプリンターズステークスはどんな物語が待っているのか、久しぶりに秋のＳＳを見に中山へ行ってみようと思っています。

 

コメント 1

デムーロに期待してます(笑)。
by 金物屋の玉三郎 (2016-09-29 22:59)