JRAがGⅠ新設へ [競馬]
一つはかねてから言われていた通り、朝日杯を阪神に移設する絡みで格上げとなるホープフルステークス。
中山の1600mは枠の内外で公平感が損なわれるのということもあり、阪神競馬場での開催となったのが2年前の2014年。その際に有馬記念当日に行われている2歳オープン2000m戦・ホープフルステークスをいずれGⅠに。という話があったと記憶しています。また、その際に阪神で行われているラジオ短波賞 2歳オープン2000m(GⅢ)をホープフルステークスと合体させた経緯があります。そう、それまでのホープフルステークスはグレード指定がなく、2014年からいきなりGⅡ戦となりました。JRAの公表によれば、朝日杯(GⅠ)とラジオ短波賞(GⅢ)の開催地を入替えて短波賞の名称をホープフルステークスとしGⅡに昇格させた。ということらしいのですが、アタシのように中山近辺の人間にとってみたら「朝日杯が出て行った代わりにホープフルステークスをノングレードからGⅡに、やがてGⅠにした」という認識で居ります。
そしてもう一つのGⅠが阪神芝2000mオープンの大阪杯です。
JRAの年明け最初のGⅠは2月に東京競馬場で行われるダート1600mのフェブラリーステークス。次いで3月に中京競馬場で行われる芝1200m高松宮記念。その後は3歳馬によるクラシックが西と東で行われ競馬も盛り上がるのですが、古馬の芝GⅠ競争は4月の京都競馬場で芝3200mの天皇賞と5月の東京芝1600mはあるものの中距離のレースが皆無。そのため海外遠征という選択をする馬も増えました。
春競馬の最後に阪神芝2200mの宝塚記念がありますが、春開催において中距離を得意とするオープン古馬にとっては3200mの天皇賞か1600mの 安田記念しか国内GⅠがない現実があります。
阪神芝2000mで行われる大阪杯は芝の中距離が得意な古馬にとって丁度良いレースでした。敢えて言えば古馬最高峰といわれた天皇賞・春を目指す叩き台としてこのレースを使い、適性をみてマイルへ転向する。という使われ方も多かったように記憶しています。時代も長距離からマイルへ。スタミナからスピードへと要望を変化させたようです。
このレースがGⅠになると3月の中山記念がトライアルレースのようになるのでしょうか。或いは仁川ステークスを芝のGⅢにするとか・・・(^_^;)
いずれにせよ、大阪杯のGⅠ昇格は芝の中距離が得意なお馬さんたちにとっては朗報となります。
一方でGⅠにしてほしいのは札幌記念。夏競馬はどうしても有力馬がいないこともあって中央場所へ戻ってくるまでの繋ぎ開催のイメージが強くあります。そんな中で秋の天皇賞を目指す馬が始動するのがこのレース。格的にはGⅠといえば一枚落ちは仕方ないですが、売り上げが欲しいJRAならここをGⅠにすることで函館記念もトライアルGⅡにできるし、夏競馬も盛り上がるのではないでしょうか。
アタシ、独断と偏見を恐れずに言えば中央のGⅠもふるいにかけてSGⅠを創設しても良いと思いますが、多分それやるとGⅠの格が下がることになるからやらないでしょうね。
それでも桜花賞、皐月賞、オークス、ダービー、菊花賞のクラシックレース5つと天皇賞春・秋、 ジャパンカップ、有馬記念をいれたこの9つのレースはSGⅠにして良いと思います。
おまけするならフェブラリーステークスとスプリンターズステークスにせいぜい安田記念まで。この12レースで十分。
その他のGⅠは興行のためのGⅠですよ。一応GⅠだけどね。
春に中距離G1欲しいと思ってましたが大阪杯が代替えというかベースなのですね^^
名前はそのままなのかなあ~。
by ちょいのり (2016-09-25 03:11)
GⅠ勝つっていいね
by 金物屋の玉三郎 (2016-10-02 18:55)