区切りの春 [雑感]
時は悠久に流れますが、人生はどこかで区切りをつけないとね。
一年を一区切りと考えると、まずはお正月。
元旦は新しい一年を迎えて何となく神妙な気持ちになります。
さっきまで今だったとはいえ、去年は何があって今年は何をやろうかなんて無駄に緊張いたします。
ついで誕生日。
アタシの場合は正月半ばに誕生日があるのでちょいと慌ただしい感じもしますが、それなりに歳を重ねると残りの方が断然短いわけで、さあ、この一年何を残していこうかななどと思うのであります。
そして、年度替わり。
四月一日からの新年度ってやつだすな。桜の下で卒業や入学、進級などがあります。 また社会人には昇進とか異動の季節にもなっています。今まで職場で皆を引っ張ってきたベテランが退職し、まっさらな新人さんが入ってくるのもこの時期が多いですよね。
他にも一年をリセットする日があると思います。結婚記念日とかこの土地に来たのがこの日だとか、人によってさまざまな区切りがあるのでしょう。
今年の四月一日、長男が就職にともない我が家を出ることになりました。
直線距離では60km程度。時間にして車でおよそ2時間程度ですが、生まれた時から今日まで二十有余年。ずっと一緒に暮らしてきた家族が独立するのは何とも不思議な気持ちです。
日頃は「いない方が静かでいいや」 なぞと思っていたのですが、いざ彼が家を出るとなると寂しかったりするのです。
ここ1、2年は一緒に晩酌しながらマリーンズやら競馬やらとりとめのない与太話を楽しんでいたのですが、そんな時間は今日でひとまず終わりです。
狭い我が家が少しだけ広くなる。そんな春だす。
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