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インバスケット [雑感]

そんな講習を受けてきました。

いきなり舞い込んできた多くの課題を限られた時間(今回は2時間)でどれだけ処理できるのか。

 

とある企業の中堅社員であるあなたは、病気で長期休養していた人が退職となり、その欠員補充として見知らぬ土地の支店に新任マネジャーとして赴任することになりました。管理職の仕事は今回がはじめてであり、赴任先はこのところ成績が低迷していてスクラップ候補の一つになっています。

渡された資料によれば直属の上司として人は良いが全く業績の振るわない副部長、その上に支店の立て直しを命ぜられて1年前に赴任してきた剛腕部長、そして支店長がいます。部下は30人。10人ずつ3つのチームに分かれており、一番古手のリーダーは営業成績は作れるが手法が強引なためにパワハラ、セクハラもあるようでチームのメンバーからはかなり煙たがられています。二番目のリーダーはおとなしい人柄で人見知りをしがちですが打ち解けたお客さんからは常に仕事を紹介してもらっている様子。但し全般的には営業成績も振るわない根暗タイプです。若手のリーダーは真面目で処理能力もあり周りからも信頼されている人のようです。勿論この情報は人事課から入手した資料であるため数字以外の部分は本当かはわかりません。

発令を受けすぐに赴任したいのですが、予め約束していた渡米の仕事があり、帰国と赴任は1週間後となります。

辞令交付が午後の3時。飛行機の出発時間まであと2時間弱ですが、出国する前に前任者が抱えていた20の案件すべてに目を通し、メールなどによってある程度指示を出さねばなりません。

案件はほとんどが前任者に向けて発せられたものであり、最長で既に2週間が過ぎています。セクハラの相談、明日に迫った支店会議の資料提出、帰国当日に行われる地域イベントの企画書、協会の勉強会の持ち回り幹事として原案の提出、お客様から前任課長によせられた課員のクレームと対応論の回答要求等々。

さて、あなたなら・・。

 

 

こういった場合、まず20の案件すべてに目を通してから回答する必要があります。

残念ながらアタシは試験と同じように1番目から順に回答していったので17件の処理は出来たのですが、重要度や緊急度を度外視してしまいました。これでは失格です。

また、すべての案件を見てから始めたほとんどの人は10件くらいで終わっています。これは時間が限られているためです。

つまり、正解は

  1. すべての案件に目を通し
  2. 優先順位を決めて
  3. 高い順に
  4. 簡潔に回答する

これが良いようです。

 

実生活でこれほどテンパった時間はそうそうありませんが、こういった場面に遭遇したら教訓にしたいと思いました。

 

今まで色々な研修がありましたが、今回のものは3指に入る刺激的なものでした。


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